「基礎問題精講」という問題集を知っていますか?
名前は聞いたことあるぞという人が多いかと思います。
このページでは、基礎問題精講の特徴とおすすめの使い方を紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
- 受験を見据えて勉強を始めたい
- 基礎問題精講について詳しく知りたい
- 基礎問題精講買ったけど使い方を教えてほしい
数学の勉強を本格的に始めるにあたって、基礎問題精講をはじめに買う方も多いかと思います。
基礎問題精講に限らず、参考書・問題集は使い方を間違えたら効果半減なので注意が必要です。

こんなことになったら悲しいので、基礎問題精講の特徴とおすすめの使い方をしっかり理解していってください。
・基礎問題精講の内容
・基礎問題精講の特徴
・基礎問題精講の使い方
・基礎問題精講「例題定着ノート」とは?
・基礎問題精講の次は?
学生時代は塾でアルバイト数学講師歴4年
教えてきた生徒の数100人以上
現在は日本一周をする数学講師という独自のポジションで発信中
目次
基礎問題精講の内容
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どんな問題集?
基礎問題精講は教科書レベルの問題集です。
『基礎問』→『精講』→『解答』→『ポイント』→『演習問題』で1つのテーマが完結するようになっており、精講の部分ではそのタイプの問題に対するアプローチ方法がまとめられています。
問題の難易度としては、センター試験・私立大学レベルです。
基礎問題精講をマスターした頃には、センター試験なら6割取れる実力が身についているでしょう。
したがって、受験レベルの問題集に入る前の橋渡しの教材としてピッタリな問題集です。
例題+演習問題 290問
数学ⅡB
例題+演習問題 334問
数学Ⅲ
例題+演習問題 250問
どんな人におすすめ?
基礎問題精講はこれから本格的に数学の受験勉強を始めようかなと思っている方におすすめしたい問題集です。
レベル | 教科書の例題なら解ける! |
偏差値 | 45~55 |
目的 | 大学入試に数学が必要で、まず基礎を固めたい |
対象 | 模試などで点数が取れていない |
目標期間 | 1ヶ月以内 |
基礎問題精講の特徴
つぎに基礎問題精講の特徴を伝えていきます。
どれだけ良い参考書でも長所と短所の両面があります。
どちらも知っておく必要があります。
基礎問題精講の長所
まずは、基礎問題精講の長所から紹介していきます。
短期間で回せる問題量
私が思う基礎問題精講の1番の長所は問題数が300問前後という手軽さです。
青チャートやフォーカスゴールドなどは数学IAだけでも全部解こうとすると、1000問近くが収録されています。
受験に向けた勉強を始めて、いきなり青チャートなどに手を出すと、最後までやり切る前に挫折する未来が見えます。
それに比べ基礎問題精講は、1日20問解いていくと2週間で終えることができます。

見やすいデザイン
デザインもかなり見やすいようにつくられています。
左ページに「例題」「精講」、右ページに「解説」「演習問題」となっており、見開き1ページで完結するテーマがほとんどです。
精講による丁寧な解説
精講のパートでは、例題に対するアプローチ方法が丁寧にまとめられています。
そこで理解したことを、すぐに演習問題で活用することでより深い理解へとつながっていきます。
基礎問題精講の短所
つぎに基礎問題精講の短所を紹介していきます。
解説が不親切
基礎問題精講の解答はちょっと不親切なんです...
数学の問題集あるあるだと思いますが、
どうしてそうなった!?ってことがたまに起こります。
演習問題の解答も最小限の解説しか書いていないため、理解できないときは友達や先生に聞いてみるのがよいでしょう。
これだけでは受からない
基礎問題精講だけでは受験は受からない。
厳しい言葉ですが、そりゃそうですよね。
さすがに基礎問題精講だけでは応用力に欠けます。
基礎問題精講は教科書から入試問題への橋渡しレベルの教材なので、これだけでは2次試験の数学は突破できないです。
問題演習量が基礎問題精講だけでは少なすぎるので、後ほどの章で基礎問題精講の次にやる問題集をいくつか紹介します。
基礎問題精講の使い方
それでは基礎問題精講のおすすめな使い方を伝授していきます。
ペースに関しては、それぞれの都合やキャパシティーがあるので自分に合ったペースを見つけてください。
2週間で1週目
基礎問題精講はおおよそ300問の問題で構成されています。
といっても、半分が例題なので実際に試行錯誤するのは150問程度になります。
そこで1日10問ずつ進めていきましょう。
2週間で1周することができます。
余裕がある人は1日20問ずつ進めることで、1週間で終えることができます。
まだ部活などがあり、忙しい人は5問ずつでもいいです。
やり始めた時点で周りより一歩リードです!
精講から学ぶ
基礎問題精講には精講というパートがあります。
ここがとっても大事です。
そんなことわかってるよ!と思う時もあるかもしれませんが必ず読むようにしてください。
入試問題のような応用問題に挑むときでも、計算は難しくなりますが使う考え方は精講に書いてあることの延長でしかありません。
基礎をしっかりと押さえておきましょう。
完璧にする
基礎問題精講を進めていくときに守ってほしいことがあります。
1週目解答を見ずに解けた問題には◎をつけます。
解答を見たら理解できた場合は、△でもつけておきましょう。
解答を見てもダメ、全然理解できない。そんなときは☓をつけましょう。
2週目は△と☓の問題だけ解いていけばよいです。
初見で解けた問題を、何度もやる必要はないです。
すべての問題が◎になったときが、基礎問題精講を完璧にした時です。
基礎問題精講「例題定着ノート」とは?
基礎問題精講には「例題定着ノート」というものがあることを知っていますか?
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掲載されている問題は例題のみで、基礎問題精講の例題を実際に解いていく基礎問題精講専用ノートといった感じです。
サイズはB5サイズで普通のノートと同じで厚みはそこそこあります。
通常のノートの3倍近くの値段がしますが、いちいち例題を書き写す手間を考えたら楽ですよね。
ただし、このノートには問題のみ掲載されており、解答解説はありませんので基礎問題精講と合わせて活用していただく必要があるので、ご購入の際はノートだけ購入しないようにお気を付けください。
基礎問題精講の次は?
基礎問題精講の短所の部分でも述べたように、基礎問題精講だけで受験は受からないと思った方がよいです。
演習量が少なすぎるので、応用問題に苦戦するでしょう。
そこで、基礎問題精講の次にやることをおすすめする問題集を3つピックアップしました。
レベルアップして「標準問題精講」
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・例題の2倍の数の練習問題が掲載されており、問題演習の経験を積むことが出来る
・後半に従って問題の難易度が高くなっていき、問題の難易度のバランスが良い
解説で細かい計算などは不要、応用問題の大まかな解き方を知りたい
文系数学の良問 プラチカ
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・解説がしっかりしていて、理解しながら進めることが出来る
・149題と問題数が少ないので、短期間で終わらすことが出来る
質の高い問題を最低限の量解いておきたい
難関国立大、難関私立大の入試で数学を武器にしていきたい
数学重要問題集
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・受験生がやっておきたい重要な問題のみを集めている
難問はいらず、最小限必要な問題のみを勉強したい
文字だけでなく、図やグラフ等を使った「回答力」を鍛えたい
基礎問題精講のまとめ
今回は基礎問題精講の特徴とおすすめな使い方についてまとめてきました。
問題集を選ぶときに大事なのは「問題のレベルが自分に合っているか?」ということ!
基礎問題精講はこれから受験勉強を始めようとしてる方に、とてもおすすめしたい問題集です。
では、今回は以上になります。
この記事が少しでも役に立てればうれしい限りです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
みんなの努力が報われますように!
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